キツネが ふるえながら うずくまっていました。

 「なにか ようか」

 どろぼうは ぎょろっとめをむいていいました。

 「やまは すごく さむくて はるまで まてないよ なかにいれてよ」

 「もう だ〜め」

 どろぼうは おおきなこえで どなりました。