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 「だれだろう」
 どろぼうは、ドアをすこし あけると そ〜っとのぞきました。

(間)

 いぬが ふるえながら みあげていました。

「なんのようだ」

 どろぼうは ぎょろっと めをむいていいました。

 「なかにいれてくれない さむくてこごえそうだよ」

 いぬは はを ガチガチ ならしながら いいました。