私の闘病記〜舌癌(2014~2017)
熊大医学部付属病院 外来棟
外来診察棟 3階
歯科口腔外科受付 診察室は全て個室です。
先ず最初にここを訪れます。
2014年11月4日 熊大口腔外科初診:舌の組織の一部を切り取って
生検の結果「腺扁平上皮癌 Stage2」と判明しました。
10年ぶりの癌です。
11月10日 手術のために各種検査〜頚部超音波、口腔内MRI,
心電図、一般肺機能、胸部レントゲン
11月12日 魚住クリニックでPET検査。「陽電子放射断層撮影」
癌早期発見のため、特殊な検査薬で「がん細胞に目印を
つける」というのがPET検査の特徴です。
家内が偶然にも駐車場で永谷誠一さん(チャーリー永谷さんの兄)に会いました。
奥様が同じ病棟10階に入院されているそうでビックリしました。
11月18日 OP
切り取った私の舌です。
術後先生が持って来てくれました。 中は見せられませんのでこの程度で。 この後、焼き鳥のタンは食べれなくなりました。
8:30 手術室の前で、私の受持医のDr.と一緒に。
上村先生とはこの後3年間お世話になる事になります。
全身麻酔は二回経験していますので、手術に不安はありませんでした。
手術台に乗せられ、まだ点灯していない真上の数個の スポットライトを眺めながら、術後の体調のほうが 心配でした。 「麻酔を入れますよ」で10秒も経たないうちにス〜ッと気を失いますので、どのように切り刻まれ何をされているのか全く分かりません。 専門的な診療行為の名称は「右側舌悪性腫瘍切除術」 12:30 身体を優しくポンポンと叩かれながら その日から、早速タンが出だしました。 喉に詰まりそうにり苦しみました。 その都度、夜中でも看護師さんを呼んで、 吸い出し(バキューム)チューブでとってもらいました。 二日後には自分で出来るようにチューブを 鼻からは流動食用のチューブが通っています。 夜中に無意識に引き抜いて大変。 翌日診察室で入れ直し、 レントゲンを撮って無事挿入を確認しました。 受け持ちの上村先生、松村看護師さんご心配おかけしました。
今日も濃厚流動(経管)です。左は整理食塩液。
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廊下の向かいにコインランドリーがあります。
各々60分100円です。
11 : 27 日本フィルハーモニーによる弦楽四重奏団によるコンサート。
モーツアルトの「アンネ・クライネ・ナハトムジーク」
こんな近くでチェロの生音を聴いたのは初めてです。
弦楽器の音の素晴らしさと、亡き父が好きな曲でしたので
子供の頃からよく聴いていました。
感激で胸が熱くなりました。 (外来受付ロビーにて)